ソフトウェアエンジニア歴10年以上になる私が(Web開発は3年ほど)、
HTML/CSSの基本を説明した後、実践もレクチャします!
本当に初心者向けですが、皆さんの参考になれば幸いです〜。
ファイルについて
さて、皆さん、ファイルについてご存知でしょうか?
おそらくですが、今の世の中、
パソコンを使われている方が多いので
意識せずに触れている方は多いかと思います。
こんな↓ モノたちをファイルと言います。
※私のローカルのやつを適当に笑
パソコンで言うところの「ファイル」とは、
情報を保存するための「入れ物」のようなものです。
たとえば、文書、写真、音楽、動画など、
さまざまなデータがファイルという形で保存されます。
ファイルには名前がつけられており、
(例:sample.txt)。
拡張子という形式を示す部分があります。
(例l:.txt, .zip, .png, .html)
拡張子により、
どのソフトウェアで開くかが分かるようになっています。
さて、本記事で使うHTML/CSSも結局はファイルです。
上でいうところのsample.htmlがHTMLです!
拡張子みると分かりやすいですね〜。
拡張子は最初パソコン上で表示されていないこともあるので
以下にやり方を載せておきます。
Windowsで拡張子を表示する方法
- エクスプローラーを開く:
任意のフォルダーを開いて、エクスプローラーを表示します。 - 「表示」タブをクリック:
エクスプローラーの上部にある「表示」タブをクリックします。 - 「ファイル名拡張子」のチェックボックスをオンにする:
「表示」タブの右側にある「ファイル名拡張子」という
チェックボックスを見つけ、それをオンにします。
これで、すべてのファイルの拡張子
(例:example.txtの.txt部分)が表示されます。
Macで拡張子を表示する方法
- Finderを開く:
デスクトップの左下にある
「Finder」アイコンをクリックして、
Finderを開きます。 - メニューバーから「Finder」→「環境設定」を選択:
画面上部のメニューバーにある「Finder」をクリックし、
ドロップダウンメニューから「環境設定」を選択します。 - 「詳細」タブをクリック:
「環境設定」ウィンドウで「詳細」タブをクリックします。 - 「すべてのファイル名拡張子を表示」にチェックを入れる:
「すべてのファイル名拡張子を表示」というオプションがあるので、
それにチェックを入れます。
これで、Finderで表示されるすべてのファイルに
拡張子が表示されるようになります。
さて、それでは
まずは、HTMLとCSSについて
簡単に説明していきます〜。
HTMLとは?
HTMLは、ウェブページを作成するための
マークアップ言語と呼ばれる言語です。
HyperText Markup Languageの頭文字を取って、HTMLです!
HTMLは、タグというものを使ってウェブページの構造を定義します。
※厳密に言えば、プログラミング言語ではありません。
しかし、Webサイト開発において重要な位置付けではあります。
皆さんがよく使うブラウザ(Chromeなど)はHTMLを解釈して、
皆さんの目にみえる形で表示する機能を持っています!
皆さんが毎日?見ている
Webサイトを見れるのはHTMLのおかげだったりします!
基本的なタグ
■sample.htmlの中身
<html>
<body>
<div>
<h1>Sample</h1>
<p>This is Sample</p>
<ul>
<li>Sample1</li>
<li>Sample2</li>
<li>Sample3</li>
</ul>
</div>
</body>
</html>
■sample.htmlをダブルクリックし、ブラウザで開いた画像
※HTMLファイルを認識して、表示するのがブラウザの機能の1つです
- <div>:ブロックレベルのコンテナ要素。
複数の要素をグループ化するために使用されます。
<div>ここに内容を入れます</div> - <h1>:最も重要な見出しを定義します。
<h1>から<h6>までのタグがあり、
数字が大きくなるほど見出しの重要度が低くなります。
<h1>見出し1</h1> - <p>:段落を定義します。
<p>これは段落です。</p> - <li>:リストを定義します。
<ul>(順序なしリスト)や
<ol>(順序付きリスト)の中で使用されます。
<ul>
<li>りんご</li>
<li>みかん</li>
</ul>
CSSとは?
CSS(Cascading Style Sheets)は、
HTMLの要素を装飾するための言語(技術)です。
CSSを使うことで、ウェブページのデザインやレイアウトを設定できます。
HTMLは文書を定義するだけなのですが、
CSSはその文書の見栄えを整えます。
以下は先ほど説明したHTMLのタグをブラウザで表示したモノです。
どうでしょう?なんか味気なくないですか?
これを華やかに変えてくれるのが、CSSなんです!
なので、Webデザイン・開発では必須の技術の1つです。
基本的なCSS
それではCSSとはどういったものか見ていきましょう〜。
CSSが実際のWebデザインではHTMLとは
別のファイルにすることが多いです。
.cssってファイルがあったら、それがCSSになります。
ただ、書き方は色々あって、HTMLに直接書くこともできます。
リベシティのプロフィール装飾は直接書くことで行います。
※;は区切り文字です。CSSは1つの要素に複数指定できます
- bold:テキストを太字にします。
font-weight: bold; - border:要素に枠線を追加します。
1pxの太さの黒線を示しています
border: 1px solid black; - color:テキストの色を変更します。
color: blue;
CSSの適用方法
インラインスタイル
HTML要素に直接スタイルを指定します。
HTMLタグに1個1個書くので、
変更があった場合に修正が面倒です。
<p style=”color: red;”>このテキストは赤色です。PART1</p>
<p style=”color: red;”>このテキストは赤色です。PART2</p>
内部スタイルシート
HTMLファイル内の<head>セクションにスタイルを記述します。
以下ではpタグの文字を一括で赤色にしています。1個1個やるより楽ですね!
<head>
<style>
p {
color: red;
}
</style>
</head>
外部スタイルシート
外部のCSSファイルをHTMLファイルにリンクします。
Webデザイン・開発は大体これかなと思います。
ファイルを分離できて、管理がしやすいからです。
HTMLは構造を、CSSはスタイルを、で役割分担です。
<head>
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”styles.css”>
</head>
■sample.htmlをCSSで装飾すると?
<html>
<body>
<div>
<h1 style="color: red;">Sample</h1>
<p style="font-weight: bold; color: green;">This is Sample</p>
<ul style="border: 3px solid blue;">
<li style="color: red;">Sample1</li>
<li style="color: green;">Sample2</li>
<li style="color: blue;">Sample3</li>
</ul>
</div>
</body>
</html>
こんな感じに見えます!
何もしないHTMLより華やかになりましたね!!
参考:その他の基礎的な項目
HTMLの基本構造
HTMLファイルの基本構造は以下のようになります。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>初心者のHTML/CSS</title>
</head>
<body>
<h1>ようこそ!</h1>
<p>基本的なHTMLページの例です!</p>
</body>
</html>
<!DOCTYPE html>は、ドキュメントタイプ宣言と呼ばれ、
そのHTMLファイルで使用している HTMLのバージョン指します。
ブラウザにこのファイルはHTML5だよ〜って教えてるわけです。
書かなくてもブラウザに表示されますが、ブラウザが違う風に解釈してしまうかもです!
<html lang=”ja”>は、
このHTMLは日本語で書かれてますよ〜って宣言するものです。
日本語なのにenとか英語だ〜って言うとブラウザさんも困りますね笑
HTML・CSSを書いてみよう!
さて、折角なので、上で書いたうち
「外部スタイルシート」も使って、練習してみましょう〜。
では、まずはHTML/CSSファイルを作っていきましょう!
お使いのテキストファイルを作成、
編集できるエディタをご用意ください〜。
メモ帳でOKです!
※Windowsでは「メモ帳」、
Macでは「テキストエディット」が
標準でインストールされています
HTML/CSSファイルの作成
「メモ帳」、「テキストエディット」で新規ファイル作りましょう。
ファイル名を
・practice.html
・practice.css
のようにするのがポイントです。
先に説明した拡張子をしっかり指定していきましょう〜。
これでHTMLファイルだよ〜って示しているわけです。
※特にパソコンの設定変えてなければ
作ったファイルをダブルクリックするとブラウザで開くはずです
CSSも同じでこれがCSSファイルだよ〜、ですね!
HTMLタグを書いてみよう!
practice.htmlにHTMLを書いてみよう!
まずはpractice.htmlに文章を貼ります。
皆さんも適当に文章を用意してください。
※ご自身のプロフィールなどをコピーしてきてもOK!
僕の場合は、愛猫の凜ちゃんを紹介する以下の文にします♪
凜ちゃんの画像も一枚用意しました。可愛いでしょう!?
こんにちは!今日はうちの可愛い三毛猫♀の凜ちゃんを紹介します! 名前:凜(りん)ちゃん 種類:三毛猫 性別:♀ 年齢:1歳 趣味:寝ること
上の文章だけをpractice.htmlに貼り付けて
ダブルクリックしてブラウザで開き、表示を見ます。
こんな感じになります。なにやら1行になってますね。。
これはまだHTML=マークアップ言語が活きていません。
マークアップとは、文章の構造を定義して、意味付けする言語です。
これじゃ凜ちゃんの可愛さをアピールできない!
ってことで、構造を整えましょう!!
文章をタグで囲むだけで、構造をブラウザに伝えることができ、
ブラウザが意味を解釈して、いい感じに表示してくれます!
<html>
<body>
<h1>凜ちゃんプロフィール</h1>
<p>こんにちは!</p>
<p>今日はうちの可愛い三毛猫♀の凜ちゃんを紹介します!</p>
<h2>概要</h2>
<ol>
<li>名前:凜(りん)ちゃん</li>
<li>種類:三毛猫</li>
<li>性別:♀</li>
<li>年齢:1歳</li>
<li>趣味:寝ること</li>
</ol>
<h2>写真</h2>
<img src="./rin.jpg" alt="凜ちゃん" width="500" height="500">
</body>
</html>
そうすると、↓な感じ。見やすくなりましたね!
これで凜ちゃんの可愛さがちゃんと伝わりそうです♪笑
CSSを書いてみよう!
HTMLで構造を定義しましたが、
CSSでもう少し華やかにしてみましょう!
practice.cssにCSSを書いていきますが、
「外部スタイルシート」を使うので、
HTMLにどのCSSを使うかを指定します。
<link rel=”stylesheet” href=”./practice.css”>ですね。
↓こんな感じ!
<html>
<head>
<title>Kevin Practice</title>
<link rel="stylesheet" href="./practice.css">
</head>
<body>
<h1>凜ちゃんプロフィール</h1>
<p>こんにちは!</p>
<p>今日はうちの可愛い三毛猫♀の凜ちゃんを紹介します!</p>
<h2>概要</h2>
<ol>
<li>名前:凜(りん)ちゃん</li>
<li>種類:三毛猫</li>
<li>性別:♀</li>
<li>年齢:1歳</li>
<li>趣味:寝ること</li>
</ol>
<h2>写真</h2>
<img src="./rin.jpg" alt="凜ちゃん" width="500" height="500">
</body>
</html>
これでHTMLとCSSが紐づいたので、
あとはpractice.cssを書いていきます!
CSSにも色々な書き方があるのですが、
今回はタグを指定する方法をやってみます!
こんな感じ!↓ ぜひ試して、表示を見てみてくださいね〜。
body {
background-color: green; /* 背景色 */
color: pink; /* 文字色 */
}
h2 {
text-decoration: underline; /* 下線 */
}
ol {
border: 3px solid pink; /* ボーダー */
}
li {
padding: 10px; /* リストの余白*/
}
img {
border-radius: 50%; /* 画像の角丸 */
border: 5px solid pink; /* ボーダー */
}
どうなるかというと、
文字をピンクで可愛くしたり、
画像を丸くしてみたり、
背景の緑はやりすぎかな・・・?
ピンクは緑で映えるらしいので!
でも凜ちゃんは可愛いですね〜笑
参考:装飾用CSS
吹き出し
1つ目のdivタグ内の
「ストレングスファインダー(Top10)」を変えてください。
background-colorが吹き出しの背景色で、
colorが文字色です。
「#B3D0EC」は青っぽい色です。
「#ffffff」は16進数表記で全部fは白色です!
色については、このページ(Web色見本)とか
他にも色々参考ページがあるので探してみてください。
上のページの#から始まるコードをコピペしてきて
「#B3D0EC」を置き換えると色を変更できます!
2つ目のdivは下向きの三角形を表しているのであまり気にせず!
<div style="background-color:#B3D0EC;color:#ffffff;display:inline-block;padding:6px 15px;border-radius:5px;font-weight:bold;margin-top:5px">
プロフィール
</div>
<div style="width:0px;height:0px;border-style:solid;border-width:10px 10px 0 10px;border-color:#B3D0EC transparent transparent transparent;margin-left:16px;margin-bottom:1px">
</div>
枠線
「border-style:solid;」は線のスタイルです。
solid(普通の線)をdashed にすると点線にできます!
colorは16進数以外にも色々な指定方法があり、
下の例ですとtealというもともと定義されている色名で指定しています。
※参考ページ
<div style="border-style:solid;border-width:2px;border-color:teal;padding-left: 2em;padding-bottom: 2em">
・猫と遊ぶ
・美味しいものを食べる
・個人アプリ開発
・読書
・動画鑑賞
・ソフトウェアやお金いろいろなことの勉強
</div>
まとめ
以上が、初心者向けのHTML/CSS超入門になります。
細かい点は色々と省略していますが、
面白そうだなぁと思った方は、ぜひ勉強してみてください!
どなたかのキッカケになれば幸いです!