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【書評】世界一流エンジニアの思考法

世界一流エンジニアの思考法
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Twitter(X)で発見した
『世界一流エンジニアの思考法』(文春e-book)ですが、
ふと社内を見渡すと、多くの方が読んでいる、
良い内容とコメントがある素晴らしい本です!

私も先日読み終えたので、書評を書いておこうと思います。

もの凄く刺さるというか共感できる内容がほとんどで、
どの内容もそうだなよなぁ、
うちの会社もそこが改善されればなぁとか
思えるものばかりでした。

本書の概要

基本情報

目次

  • 第1章:
    世界一流エンジニアは何が違うのだろう?
    – 生産性の高さの秘密
  • 第2章:
    アメリカで見つけたマインドセット
    – 日本にいるときにはきづかなかったこと
  • 第3章:
    脳に余裕を生む情報整理・記憶術
    – ガチで才能のある同僚たちの極意
  • 第4章:
    コミュニケーションの極意
    – 伝え方・聞き方・ディスカッション
  • 第5章:生産性を高めるチームビルディング
    -「サーバントリーダーシップ」「自己組織型チーム」へ
  • 第6章:
    仕事と人生の質を高める生活習慣術
    -「タイムボックス」制から身体づくりまで
  • 第7章:AI時代をどう生き残るか?
    – 変化に即応する力と脱「批判文化」のすすめ

各章のキーポイントと感想

キーポイントは個人的に良いなと思ったものを抜粋します。
※全部書くわけにもいきませんし!気になる方は読んでみてください!

  • 第1章:
    世界一流エンジニアは何が違うのだろう?
    – 生産性の高さの秘密
    • キーポイント
      • 障害調査の時は事実(データ)を集め
        →仮説を立てる
        →仮説の検証
        →実行(手を動かす)
      • 理解に時間をかける
        →プログラミングをあやふやなままGoogle検索でやらない
    • 感想
      • 障害調査はその通りだなと意識してはいませんが、
        思い返すとまずはエラーのログを見て、
        この辺が悪そうとあたりをつけてから
        デバッグに入るよなぁと納得感!
      • 理解に時間とかけるという点では、
        何も見ないでかける状態と
        その状態を維持できる範囲を増やさないと!と思いました。
        自分も勉強はするほうですが、やり方を再考させられました。

        自分は仕事をコントロールしている感覚を得ること、
        「偉大な習慣を身につけたプログラマ」を目指します!
  • 第2章:
    アメリカで見つけたマインドセット
    – 日本にいるときにはきづかなかったこと
    • キーポイント
      • (なんと言っても)「Be Lazy」(怠惰であれ)ですね!
      • その関連で「優先順位の高いものに集中する」
    • 感想
      • 「Be Lazy」は悪い意味ではなく、
        より少ない時間で価値を最大化するという考え方で、
        ここはかなり共感しました。
        未だに残業しているから偉いと感じることがあったり、
        残業してくれと言われ、
        残業すればなんとかなる問題でもないと思うことがあったり、
        するので、本当そうだよなぁと思いました。
        基本的には、早く仕事を終えて、次の日にスッキリした頭で仕事する方が
        最終的には早く仕事が終わると思うんですけどねぇ。。
        ※私は残業0で成果を出すを目指しています!!
      • 「優先順位の高いものに集中する」と言われた時の
        日本人と外国の方の認識の違いに納得感。

        5個項目があったとして、
        時間が許せば全部やりたい日本人と
        1個選んだら他はやらない外国メンバー
        あれもこれもやりすぎだよなぁと思うことがあるので、
        なるべくシングルタスク、1点集中していきたいですね。
  • 第3章:
    脳に余裕を生む情報整理・記憶術
    – ガチで才能のある同僚たちの極意
    • キーポイント
      • 仕事の難易度別で考える(1章と少しかぶります)
        「何もググらずに即実装できる」を増やすのが生産性の向上に繋がる
      • 1日4時間は自分だけの時間を確保する
      • 記憶力強化に書くススメ、
        言語化する=ブログ頑張る!となりました笑
        ※人に説明すると記憶につながるのは
         パレオさんやDaiGoさんも仰ってること
    • 感想
      • コードリーディングの際にパッと理解できる範囲が広いと
        脳の負荷が減る、脳の負担が減れば効率も上がるというわけだ。
        これを見て、もっと勉強するぞー!とやる気が出てきました笑
      • 自分の時間は確保するようにしてたつもりですが、
        メールやTeamsを閉じて、自分の作業に集中するまでは
        やっていなかったので、もう少し徹底しようと思いました。
        ※会議やらなんやらで1日使えて4時間ってのはあるあるなんですかねぇ。
  • 第4章:
    コミュニケーションの極意
    – 伝え方・聞き方・ディスカッション
    • キーポイント
      • クイックコールを頻繁に使う
      • 意見が対立しても否定しない
    • 感想
      • 私もTeamsで「今ちょっといいですか?」は結構やるので、共感しました。
        日本時人な思考だと会議予約してないから・・・となりがちかもだけど
        さっさと聞いて解決した方がチーム全体として良いこともありそうですし。
        ※私自身はあまりしませんが、
         ちょっとのつもりで参加したのに長時間になることもありますけどね笑
      • 私もなるべく否定はしないようにしているが、
        無意識にしてしまうことがある気がするので、ここで選んでみました。
        相手の答えをそういう考え方もあると受け止めた上で、
        「自分の考えはこうだ」と伝えるのは大事だと思います。
        そういえば、私もアメリカに数年いましたが、
        現地の方に頭ごなしに否定されることは少なかった気がしますね。
  • 第5章:生産性を高めるチームビルディング
    -「サーバントリーダーシップ」「自己組織型チーム」へ
    • キーポイント
      • サーバントリーダーシップ
        ※自分はあまりリーダーにはなりたくないが、
         なるならこのアプローチが良いなと思いました
      • 仕事を楽しんでいるかが非常に重要
      • 納期がなく、マネージャも急かさない
    • 感想
      • リーダーは補佐役で、メンバー主体で動ける状態が良いとは思いますが、
        まだまだ自分で考えて動ける人は少ないように感じます。
        ここに書かれているようなボス(リーダー)と働いてみたい!
      • 読んでいてマイクロソフトって楽しそうだなぁと思いました笑
        自社や日本の多くの会社の人々が楽しんで仕事をできるようになればいいなと思います。
        自分もまだまだ30代、マイクロソフトみたいな楽しい会社を
        目指すのもありかもしれないな!(自社の方が見たら目をつけられそう・・・)
      • 納期は守れる方がもちろん良いのはそうですし、
        本書籍でも太字になっていたわけではないですが、
        「その納期が重要な場面ってあるのだろうか?」ってのはその通りかなと。
        もちろん他社と連携したイベントがあるとから話は別ですが、
        普段の開発のケースで納期が遅れることによる重大な影響ってあるんですかね?
        ※もちろんその分人的リソースはかかりますけどね
        全部の会社がそうではないとは思いますが、
        日本みたいに納期に追われ、辛さに耐える(楽しくない)みたいな所は嫌ですねぇ。
  • 第6章:
    仕事と人生の質を高める生活習慣術
    -「タイムボックス」制から身体づくりまで
    • キーポイント
      • 生産性を上げたければ定時上がりが効率が良い
        ※これは前述したのとかぶりますね。
      • タイムボックス制
        ※パレオさんから学び既に使っていたので親近感!
    • 感想
      • 仕事を定時で切り上げて、自分の勉強をするというのは共感しかない。
        同じプログラミングでも仕事と切り離したものはリラックスしてできる
        とかさらに共感しかない!
        なので、これからも定時を目指し、プライベート大事にします!
        ※ちなみに私は朝起きて勉強してます。
         もし最悪残業になっても少しは前に進めるので
      • タイムボックスは設定しても、
        たまに時間をオーバーして続けることがあるので、
        もう少し厳密にやろうかなと思いました。

        あと、関係ないかもですが、タイムボックスの例で
        牛尾さんがHIITをされているのにも親近感笑
        ※運動はやる気・活力に繋がります
        健康にも気を使っておられるんだなぁと。
        私も腰を痛めてお休みしてましたが、
        治ってきたので、またHIITを再開してみますかね。

        他のポイントとしては、脳の酷使を止めるために
        こまめに休憩を取るですかね〜。
        これ私も気を抜くと、休憩を忘れるので気をつけたいところ・・・。
  • 第7章:AI時代をどう生き残るか?
    – 変化に即応する力と脱「批判文化」のすすめ
    • キーポイント
      • AIテクノロジーをゴリゴリ使ってラクをする・
        自分のサービスに統合し、その活用をエンジョイする
      • AI時代には「専門性」こそが強みとなる
      • 日本の批判文化
      • 自分の人生や幸せに責任を持って、自分でコントロールする
    • 感想
      • 私もAIはゴリゴリ使ってます!
        ChatGPTとCopilotメインで、他にも色々試しています。
        この記事のアイキャッチ画像もChatGPT先生に生成して頂きましたm(_ _)m
        ※私はKindle版を買ったので、画像撮影どうしようかなぁと
      • 私がマネージャよりはエンジニアでいたいせいもあるからかもしれないが、
        「専門性」を追求する姿勢が一番強いのでは?という言葉は有り難く感じます。
        当たり前ですが、AIを使うにもエンジニアは必須だと思いますので、
        これからもAIのインテグレーションができるソフトウェアエンジニアは
        世界中で引っ張りだこだろうなぁとは感じます。
      • 開発者の心を砕いてしまう批判文化。確かに批判する人多い気はします。
        コロナのCOCOAの話とかあまり状況知らなかったのですが、
        なんか日本がこんなだと悲しい気持ちになりますね。。
      • 一度きりの人生、好きに生きたいですね。

まとめ

タイトルは、『世界一流エンジニアの思考法』ですが、
エンジニアはもちろんのこと、
エンジニア以外の方にもぜひ読んでほしい内容です。
※パレオさんが良かった本を教えてと言われていたので
 本書を推しておきました笑

ソフトウェアエンジニア歴が長くなってきた私としては、
共感できること、親近感が湧くことが多く、
楽しくスラスラと読むことができました!
刺さる内容が多いのと、自分が日頃考えているような内容を
それこそ言語化して、本書籍にまとめてくださったので、
自分の考えを目で再確認できたことが良かったと思います。

かなり濃い様々な知識・考え方を学べると思いますので、
ぜひ、皆さんも一度手に取って、読んでみてください!